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遠山家の雛壇飾り(大正時代)
2025年2月1日(土)~3月9日(日)
遠山邸の大広間では、十畳の座敷いっぱいに飾られた雛壇飾りをご覧いただけます。これらは当館の創立者である遠山元一が、長女貞子の初節句の祝いとして、大正時代に揃えたもので、京都御所の紫宸
殿風
の館に人形を飾る「御殿飾り」と 関東風の「段飾り」の二組で構成されています。
「御殿飾り」は檜の樹皮で屋根を葺いた
檜皮葺
で、すべて組み立て式となっています。また段飾りは七段飾りで特に五人囃子と随身は、収納箱に貼付された商標ラベルから、日本橋十軒店の名工「永徳齋」(二代目)の作品であることがわかります。主に御殿飾りは京阪地方、段飾りは江戸で好まれた飾り方でした。