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遠山家端午の節句飾り

2021年4月14日(水)〜5月5日(水・祝)

【遠山邸に飾られる端午の節句飾り】

遠山邸で飾られる端午の節句飾り

当館の創立者である遠山元一が、大正11年生まれの長男一行の初節句の祝いとして揃えた、十畳の座敷いっぱいに広がる端午の節句飾りです。

手前左「金太郎」手前右「少年と犬」(いずれも人間国宝 二代平田郷陽作)

手前左「金太郎」手前右「少年と犬」(いずれも人間国宝 二代平田郷陽作)

「端午」とは、端(はじ)めの午(うま)の日を意味し、また節句は「節供」とも書き、季節の変わり目に身の安泰を祈って、神に食物を供えることにその由来があります。奈良、平安時代においては、菖蒲等の薬草を摘んで邪気を払うなど、宮中の重要な行事として位置づけられ、鎌倉時代以降は「菖蒲」が「尚武・勝負」に通じることから、武家社会の中で大変好まれ、特に江戸時代初期においては、幕府の重要な式日として定められるほどになりました。この頃から、男の子の出生を祝いその健やかな成長を願って、兜や人形などを飾る風習が定着し、やがて一般の人々にも広がっていきました。

遠山家の五月人形は、人間国宝の二代平田郷陽や京都の大木平蔵など名工の作品も含まれ、鎧兜を中心に、鍾馗、神武天皇、日本武尊、応神天皇、源為朝、加藤清正、本多忠勝など勇猛な姿の人形や飾り馬、また金太郎をはじめ、子どもの姿を表した愛らしい人形などがあります。

遠山元一の長男一行の初節句(大正12年 東京笄町の自宅にて)

遠山元一の長男一行の初節句(大正12年 東京笄町の自宅にて)