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コレクション

  • 花束文様ろうけつ染腰衣
    • インドネシア染織
    • Indonesia


インドネシア ジャワ島
プカロンガン 19世紀
木綿
108.0×201.0




筒状に縫って腰に巻きつける腰衣で、現地では「サロン」と呼びます。ゆるく束ねた花の折り枝を繰り返しろうけつ染めで表しています。白地に空色の花を描いた広い文様部分、バダン(=「体」)と、濃青緑色に、同じ折り枝を反転させた文様をひとつだけ置いた狭い部分、クパラ(=「頭」)に分かれます。着用の際は通常クパラの部分が前に現れるようにします。この花束文様はオランダ系のエリザ・シャルロッタ・ファン・セーレン(1863-1947)工房がデザインし、「ファン・セーレンのブケット(花束)」と称され一世を風靡したもの。この作品もそのひとつで、クパラ上部に「E v Zuylen」 の記銘があります。

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