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源 頼朝 (1147-1199)
鎌倉時代 (文治3年11月9日)
紙本墨書 26.7×74.0
重要文化財




鎌倉幕府を開いた武将 源頼朝の数少ない自筆書状の1通で、文末の日付の下に入れられたのが花押(かおう)という筆者頼朝のサインです。
伊勢にいる配下の山城の介(すけ)(宛名の人物)に伊勢におもむく斎宮のための費用調達に関して命令を伝えた手紙です。
墨継ぎも自然で、さわやかな筆遣いは、書の素養ばかりか、貴族と同じような教育をうけて育ったことを伺わせます。2年前に平家を滅ぼし、鎌倉の権力を揺るぎないものにしたころ、41才の筆跡です。

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