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ぺルー チャンカイ文化(後1100-1470年頃)
高50.0 口径19.0 胴径28.0




吊り上がった目の様子から現地では「チーナ(中国人)」と呼ばれる土器。チャンカイ文化の土器を代表する「チチャ(トウモロコシの濁酒)」持ち」の人形壺です。頭部に羽状の突起物のある頭飾りをつけ、耳には円盤状の耳飾りをはめ、顔面彩色をほどこしています。体に比して小さい手で酒杯らしき器を大事そうに持っています。チャンカイはペルー中部海岸砂漠地帯の文化で、墓地遺跡からは色鮮やかな染織品が多数出土することで知られます。土器は白地黒彩、あるいはこれに朱が加わった象形土器や鉢皿等が作られました。砂気の多い胎土を用い、研磨を施さないので一見粗雑に見えるが、そのやわらかい肌合いは独特です。

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