遠山記念館

遠山記念館トップ コレクション 日本書跡> 天草洋詩(あまくさなだのし)

コレクション

  • 天草洋詩(あまくさなだのし)
    • 日本書跡
    • Japan


頼 山陽 (1780-1832)
江戸時代
紙本墨書 175.0×72.7




江戸時代後期の京都で活躍した儒者 頼山陽が、自作の詩を揮毫した大きな掛け軸です。広島藩の儒者 春水の子として幼少より詩文に秀で、歴史に興味をしめしました。脱藩失敗、幽閉、20数年書き続ける武家の時代史『日本外史』を書き始めるという波乱の青年期を過ごします。
34、5歳のころに京都で私塾を開くと、たちまち関西文壇で中心的な存在になり、39歳の時に生涯の大旅行となる九州歴遊の旅行をします。
天草の海の光景を謳ったのがこの天草洋に泊すの詩で、幾度も揮毫しています。力強く軽快な筆遣いによって書き上げた、賴山陽の書の中でも名筆の一幅です。

戻る