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ペルー モチェ文化(後100-800年頃)
木綿・獣毛
27.4×39.2




ペルー北部海岸地方のモチェ文化の染織品は、南部海岸地方に比べ湿潤な気候のため染織品はほとんど残されていません。土器などには非常に豪華な衣装をまとう人物も表されますが、僅(わず)かに残された布の多くは、アンデスの広範囲に影響を与えたとされるワリ文化(後700-1000年頃)の影響を受けてからのものです。この布に見られる独特の鳥人文(ワリとの関わりが指摘されるティアワナコ神殿にある浮彫のモチーフ)や主文様となるとかげやワニの班文も、ワリ特有のもの。輪郭線で文様を強調しているためか綴織の面白さが良く伝わってきます。中央のトカゲの青色はモチェの染織品にしばしばみられる独特な色彩です。

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